骨粗鬆症とは
体内のカルシウムが不足して骨がスカスカになり、もろく折れやすくなる病気です。
日頃の食生活・生活習慣・運動習慣なども関係しています。また、骨粗鬆症には、以下の様な症状が挙げられます。
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身長が若い頃と比べ低くなった
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背中や腰が曲がる
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軽く転んでも骨折をする
骨粗鬆症の検査
当院での骨密度検査は、X線を当て腰と股関節の骨をスキャンすることにより測定するDXA(デキサ)法を用いています。また、血液検査で、骨が作られている程度や骨が壊されている程度など骨の新陳代謝のバランスを調べています。
骨粗鬆症の予防
骨粗鬆症の治療は、お薬での治療だけではなく、骨量を減らさない生活習慣(カルシウムやビタミンD、ビタミンK、タンパク質などのバランスのよい食事、適度な日光浴と運動)を心がけることが大切です。
これらのように栄養と運動に気をつけていても不慮の転倒により骨折してしまうことやいつの間にか骨折していることがあります。栄養と運動は,もちろん必要です。しかし、進行が認められる骨粗鬆症には治療が不可欠です。
骨粗鬆症の治療とリハビリ
骨粗鬆症の治療薬は、個々の患者さんの症状や病気の進行度に応じて選択肢が色々とあります。
- カルシウムの不足
- カルシウムがあっても骨にまで届かない
- 骨がどんどん壊れてしまう など
当院では個人の状態に合わせた治療を行なっています。内服薬や注射薬のいずれの場合でも、その患者さんの骨密度や身体の状態・ライフスタイルに最も適した薬剤を選択し、速やかに治療を開始してします。「お薬ではなく食事で」「注射は怖いので飲み薬で」という患者さんもいらっしゃいますが、その気持ちに寄り添いながら正しく治療を理解していただけるよう努めています。
現在、骨粗鬆症認定医、骨粗鬆症マネージャーを持っている看護師・理学療法士も在籍しており、開発が進み種類が多くなってきている薬にも対応できるよう、さらなるレベル向上に取り組んでいます。
早期から治療を開始し、骨折予防(骨粗鬆症)の治療を行うことで、健康寿命(健康上の問題で日常生活が制限されることなく生活できる期間)を延ばしましょう。